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CustomInspectorの初歩の初歩 | ハコソフト
Unityで変数をPublicな変数にすると、Inspector上から変更可能な値となります。 何はともあれ、以下のコードを適当に書いて、適当なオブジェクトに当てましょう。 ■実行 さて、現段階では何も入力していないので、「0」が返されているはずです。 ■再実行 Inspectorから適当に数値を入力して、再度実行。 次は入力した数字が吐出されたでしょう。 ともかく適当に数字を入れ込んでみましょう。 小数点数を打ち込んだりする事はできなかったはずです。 打ち込めたのは、-2147483648~2147483647の間の整数値だけだったでしょう。 ようはInspectorから打ち込んだ数値はint型である事しか保証されてません。 もっと具体的に言えば"32bit符号付き整数の範囲"である事しか保証されていません。 ■具体的な事例で考えてみよう 例えば… HPの値をpublic intで設定する仕様だとしましょう。 こんな時、マイナスの数字を入力されたら? 勘違いをして、膨大な数を入力してしまったら? どう考えても、バグやエラーの発生源となります。 そんな初歩的なバグやエラーを発生させない様にするのが CustomInspectorの役割の一つです。 ■メリット ・コードをいじる事なくプログラムに対して入力を行える。 ・プログラムが書けない人間もテスト後即修正する仕組みができる。 ・コードを理解せずとも、意図と意味が分かれば適切な調節ができる。 ■デメリット ・適切なCustomInspectorにしなければ、バグ、エラーの原因となる。 ・UnityEditerを弄る人すべてが数値を弄れる状態となる。 次回の記事では、実際にCustomInspectorを使ってみたいと思います。