CustomInspectorの初歩の初歩

投稿者: | 2014年5月8日

Unityで変数をPublicな変数にすると、Inspector上から変更可能な値となります。
何はともあれ、以下のコードを適当に書いて、適当なオブジェクトに当てましょう。

hoge

■実行
さて、現段階では何も入力していないので、「0」が返されているはずです。

■再実行
Inspectorから適当に数値を入力して、再度実行。
次は入力した数字が吐出されたでしょう。
ともかく適当に数字を入れ込んでみましょう。

小数点数を打ち込んだりする事はできなかったはずです。
打ち込めたのは、-2147483648~2147483647の間の整数値だけだったでしょう。
ようはInspectorから打ち込んだ数値はint型である事しか保証されてません。
もっと具体的に言えば”32bit符号付き整数の範囲”である事しか保証されていません。

■具体的な事例で考えてみよう
例えば…
HPの値をpublic intで設定する仕様だとしましょう。

こんな時、マイナスの数字を入力されたら?
勘違いをして、膨大な数を入力してしまったら?

どう考えても、バグやエラーの発生源となります。

そんな初歩的なバグやエラーを発生させない様にするのが
CustomInspectorの役割の一つです。

■メリット
・コードをいじる事なくプログラムに対して入力を行える。
・プログラムが書けない人間もテスト後即修正する仕組みができる。
・コードを理解せずとも、意図と意味が分かれば適切な調節ができる。

■デメリット
・適切なCustomInspectorにしなければ、バグ、エラーの原因となる。
・UnityEditerを弄る人すべてが数値を弄れる状態となる。

次回の記事では、実際にCustomInspectorを使ってみたいと思います。


コメント

Loading Facebook Comments ...

コメントを残す

No Trackbacks.